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2006年7月

2006年7月30日 (日)

秀鳳・特別純米・無濾過生原酒

Shuuhou酒舗石塚」さん厳選による、山形の小さな蔵(秀鳳酒造場)のおさけ。おさけの世界では、「なにもなにも小さきものはみなうつくし(枕草子)」はある程度真実ですね。あくまでも「ある程度」ですが。

このおさけは、香りも味もおさえめですが、とても素敵なお米の味。飾っていないすっぴんの味ですね。お米はラベルで分かるとおり美山錦です。晩酌にいただくのにちょうどいい加減。

同じ蔵で酒米を美山錦から雄町に変えただけのものも造っており、こちらは一転して味も香りも鮮烈。石塚さんで呑み比べて、晩酌用には抑えめの方がいいと思ったわけですが、宴会用なら雄町を買います。

※ラベル「中汲み美山錦」の「中汲み」の意味
日本名門酒会公式サイトより引用)
伝統的な「槽」や「袋取り」の手法で搾るとき、搾られ出てくるお酒の状態には順序と特徴があり、それぞれ名前がつけられています。
・あらばしり
最初に出てくるお酒は薄く濁っていて、これを「あらばしり」といいます。「あらばしり」はワイルドな味ですが、そのぶん、香り華やかでフレッシュ感のある味わいを楽しめます。
・中取り/中汲み
「あらばしり」が出おわると、透明なお酒が出始めます。この透明な部分を「中取り」といい、香味のバランスにすぐれています。鑑評会出品酒は、この部分だけを取り出し、出品されます。
・責め
「中取り」が出おわると、今度は圧力をかけてお酒を絞り出します。この圧力をかけて搾ることを「責め」といい、そうして出てくるお酒も「責め」と呼ばれます。雑味の多い部分です。
ふつうのお酒は、これら「あらばしり」「中取り」「責め」が混ざりあっています。

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「安曇野翁」さん

Azumino_okina 『ここに来るときはいつも車、だからまだ呑んだことはないんだ』
池田町立美術館の隣、確かにアクセスは大変です。

『店主の若月さんは高橋さんの一番弟子、今でも高橋さんのそば会ではたいてい見かける、人情に篤い人だ。もちろんそばの技術は超一流。』
高橋さんの弟子にもいろんな人がいますが、若月さんはほんとに人柄が素敵ですね。


Azumino_kesiki 『まずは外の景色を楽しもう。これを見るだけでも来る価値があるよ。本当は、景色を肴に一杯やれればいいんだが、うーん、残念』
まあ、そば前は景色だけにしてください。乗るなら呑むな、おさけは自宅に帰ってから、景色を思い出しながらどうぞ。
この写真は近くで撮ったものでだいたいこの方向が見えますが、とても素晴らしさを伝えているとは言えない写真、現地でのお楽しみということで。

『そばはもちろん高橋さんのそばに近い素直な二八だけど、若月さんの個性も出た素敵なそばだね。また、鴨せいろも美味しいんだ。』
そりゃあ素晴らしい。私も行きたくなってきたなあ…

『ああ美味しかった。今度来るときはおさけを楽しもうっと。いい手はないかなあ…』
大糸線の安曇追分駅から根性出して歩けば一杯やれますね。

『この辺自転車で走っても楽しいだろうなあ。』
念のため、自転車でも「乗るなら呑むな」ですよ。ヒントはyahoo検索キーワードだけ。あとは自分で考えましょう。いい手があるかどうかは分かりませんが…
1.「レンタサイクル しなの庵」
2.「白馬新宿線 道の駅安曇野松川」


安曇野翁
長野県北安曇郡池田町中鵜3056-5
0261-62-1017 
11:00~17:00(売切仕舞)
月休(祝営業翌振休)

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2006年7月29日 (土)

招徳・やわらかにごり・手造り純米

Shoutoku_junmai_nigori 「招徳酒造」さんは伏見の蔵。以前よりこちらの純米酒はよく頂いており、やわらかで燗上がりするおさけです。

これは夏向きのおさけ。招徳さんと「オオゼキ」さん(主に世田谷周辺に展開するスーパー)の共同開発の商品ということでした。

一般論としてにごり酒は米の旨味が残っており(当たり前!)甘いのですが、下手するとくどく感じることもあります。このおさけは「やわらかにごり」の名前通り甘さが気持ちよくやわらか、呑みやすく、また料理にもあわせやすいおさけです。よく冷やしていただけば夏の暑さも吹っ飛び…残念ながら最近の暑さはそんな甘いものではありませんが、おさけくらいは甘く楽しみましょう。

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2006年7月28日 (金)

「遊」さんは8月休み

Nisiochiai_yuu  西落合の「遊」さんは8月一杯夏休み、ということです。ということは、日月休みですから、明日土曜日(7/29)で夏休み前の営業は終わり、次は9/1金曜日です。

今日行ってきましたが、ちょっと蒸す中、ベランダで冷酒ってのもなかなかおしゃれですよ。

前の記事(住所など)はこちら

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2006年7月26日 (水)

「にはち」さんのそばが変わった!

Nihachi_1 久しぶりに「にはち」さん(データ等はこちら参照)に伺ったら、もりそばのそばが今までより細打ちになりました。

もりそばが十割になって以来、やや固い感じがしてわずかに不満だったのですが、それが細打ちになってのどごし良く口当たり爽やか。これは実に私好み。今まではこちらでは「田舎」がマイイチオシ?だったのですが、これからは「もりそば」をイチオシにします。

以下は予想にすぎませんが、細くなった分、温かいそばには苦しいかも知れません。今までのはもりそばには固い感じがしたけど、温かいそばには最高でした。

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2006年7月24日 (月)

横浜三吉橋「小嶋屋」さん

Kojimaya_2 『小嶋屋さんは横浜No1のそば屋と言う人もいるね。行きにくいけど、行く価値十分だ。往復の商店街を歩くのも楽しい。』
横浜でも三吉橋って練馬区民には?なじみがありませんね。市営地下鉄板東橋駅から横浜橋商店街を通り過ぎて、橋を渡ったところにあります。この商店街には安くて新鮮な鮮魚店や魅力的な朝鮮食材店などが多く、横浜の台所と言えるのでしょうね。

『ずいぶん歩いたからまず一杯だ。いいおさけが揃ってるし、肴も美味いんだね。』
はい、いつものことですね。

『さあ、一杯呑んだらすぐおそばだ。』
あれ、ずいぶん早い仕上げで。

『ご主人伴野さんのおそばは、達磨の高橋さんの流儀、私の一番好きなタイプだ。ぜひ三色を食べてみたいね。高橋さんのお弟子さんで変わりそばを打つ人は案外少ないけど、伴野さんの変わりは見事。もちろん、せいろや田舎も文句なしなので、三色が一番楽しめるわけだ。』
うわあ、美味そう。変わりって打つのに力がいるらしく、大変なんですよね。

『さあ、刺身でも買って帰るかな。』
あ、店で一杯しか飲まなかったのは、商店街で酒の肴を仕入れてうちで呑み直すためでしたか。さすがの読みというか…

小嶋屋
横浜市南区中村町3-188-9
045-261-0391
11:30-15:30、17:00-20:00 月休

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2006年7月23日 (日)

真澄・吟醸生酒

Masumi_namagin 真澄と言えば信州の銘酒。「宮坂醸造」さんは七号酵母(※)発祥の蔵として有名です。

私にとって真澄は「いつもお世話になっています」という感じのおさけ、冬は純米を燗にして呑んでいます。

この時季向きといえばまずこの吟醸生酒、とても「きれいな」吟醸です。先日は近所で買ってきた生湯葉にあわせたらまことに幸せでした。フルーティーでやわらか、実に味も香りもわかりやすいおさけ、また日本酒嫌いで白ワイン好きの方にはイチオシのおさけ、かも知れません。

※七号酵母:
日本醸造協会で純粋培養して配布する優良な協会酵母の一種、華やかな芳香があり発酵力強く、多くのおさけに使われています。

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2006年7月17日 (月)

杉並・井草八幡宮前「うな藤」さん

Unahuji 『次の日曜は土用の丑、源内先生命名のうなぎの日。今年は二の丑もあるから、うなぎにとっては厄年だ。今日は少しお先に「うな藤」さんで一杯といこう。』
ありゃあ、このブログはそば酒ブログだったはずですよ。まあ、この時季は夏バテ気味、ご勘弁を。

『ここは40分しっかり待たされるからのんびり呑めていいねえ。おさけはいいのが揃っていて、しかも安いから嬉しいね。肴も肝焼きを始めいろいろあって楽しい。』
ニッポンのスローフード、待つ時間を楽しむうなぎ屋文化は素晴らしいですね。呑む時間が区切られる、というのも悪くなさそう。

『さて、いよいよ鰻重だ。有名な大井川共水うなぎを使って、裂き・白焼き・蒸し・焼きとどれをとっても見事で丁寧な江戸前の仕事。いただきまーす。こんなふんわりして美味いうなぎ、滅多に食えないよ、たまらんねえ。』
「大井川共水うなぎ」は「板東太郎」と並ぶ養殖うなぎの超一流ブランドですね。それに江戸前の一流の仕事とくれば…うーん、そりゃあ垂涎…。


うな藤
杉並区今川4-8-7(青梅街道沿い)
03-3397-9174
11:00-14:00、17:00-21:00 水休
予約がおすすめ

井草八幡宮
Igusa_hachiman 源頼朝公ゆかりの立派な神社です。ぜひご参拝を。私もほぼ毎年こちらで初詣をしています。

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2006年7月16日 (日)

秩父錦・生囲い特別純米酒

Chichibunishiki_1  名前の通り秩父のおさけ。これは生貯蔵酒、つまり生のまま貯蔵・熟成させ、出荷前に火入れしています。香りよく爽やかなでありながら、飲み応えのあるしっかりしたおさけです。お店では、普通に刺身などの肴にあわせるのいいと聞きました。

まあこんな宣伝文句みたいな紹介はともかく、戴いた感想では、少しこってり目のもの、例えばうなぎの蒲焼きなどにあわせるとちょうどいい気がします。そういえばもうすぐ土用の丑。今年は7月23日に加え、8月4日が土用の二の丑ですね。

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2006年7月 9日 (日)

荻窪「本むら庵」さん

Honmuraan 今回は珍しく?有名どころを紹介します。

「本むら庵」さんと言えば有名な荻窪の老舗。六本木やニューヨークにも支店があります。おそらく石臼挽き自家製粉の粗挽き十割の元祖。

私が最初に食べたのは25年前、せいろそばは香りも味もいいのに細くてやたら切れる不思議なそば、限定の田舎はそれが太打ちになってさらに香り高くきっちりしたそばで素晴らしい、と思っていました。今やこのスタイルは現代そばのひとつの定番です。また、当時鴨せいろは珍しく、すごく美味い種物があるのだなあと非常に感心したものです。酒が剣菱樽しかないのにワインリストがあるのも珍しい。

とにかく25年前に現代を先取りしており、今でも名店と評されるのだからそれは大したものです。ところで、今回写真を見て、上の看板には「本村庵」とあることに初めて気づきました。

本むら庵
杉並区上荻2-7-11
03-3390-0325
11:00~21:00LO
火休(祝営業翌振休)

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風よ水よ人よ・純米

Kazeyo_mizuyo_hitoyo 醸造元の福光屋さんは「福正宗」「加賀鳶」「黒帯」など、いろいろな銘柄を出されていますが、これは名前の通り軽く涼やかな夏向きのおさけです。

写真は300ml瓶ですが、最初に買ったのは一升瓶、純米にしてはすごく安くてびっくり。第一印象は「やたら呑み口がよく、するする入るちょっと不思議なおさけ」でした。素面の時にラベルをよく見たら、アルコール度数が12度と普通のおさけの約8割と軽く、いわゆる「やわくち」のおさけであることがわかり、大いに納得。

飲み過ぎても宿酔にはなりにくいおさけではありますが、とにかく呑めてしまうため、飲み過ぎにはくれぐれもご注意のほどを。その意味では300ml瓶呑みきりがおすすめかな。

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2006年7月 2日 (日)

調布国領「徳兵衛」さん…閉店しました

Tokubee 調布のとなり、布田駅(注意:国領駅ではない)からほど近い住宅の玄関先のカサのところ?!で営業されているのが「徳兵衛」さんです。

こちらのメニューはせいろ(600円)と野菜天ぷらせいろ(950円)だけ。そばはとても美味しい玄そばからの自家製粉で量も十分です。

しかし驚くべきは、野菜天ぷらの量。先日食べたときはカボチャ、サツマイモ、タマネギ、長いも!、ゴーヤ!、ニンジン、ゴボウ、アスパラ、舞茸、蓮根、ナス、ピーマン、オクラ、筆ショウガ…あと少しあり、全部で17種類!でした。日によって数は違うそうですがいずれにせよ簡単には食べきれない量で、お土産にできます。嬉しくなって帰れますね。

徳兵衛
調布市国領町5-13-19
0424-85-1455
11:00-18:00(日没迄?)
木休

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田酒・特別純米原酒・氷清

Denshu梅雨の晴れ間だけど蒸し暑くてたまりません、こういうときはビール…ではこのページらしくないので、今日は爽やかなおさけを。

氷清シリーズ第1回。

田酒と言えば有名な銘酒で、私も以前、有名でなかった頃にはよく飲みました。最近はプレミアがついたりするのですっかりご無沙汰していましたが、今回機会があり、これを頂きました。正1合瓶です。

さて、「氷清」って何だ?と思いましたが、暑い夏でもロックで酒を愉しもう、という趣旨で西田酒造が作った言葉、登録商標にしているそうです。そんなこととはつゆ知らず普通に冷酒として頂きましたが、確かに田酒らしくないやや甘めの濃い味、夏の暑い日エアコンの効いた部屋でトリアエズ印のビールを頂いたあとにぴったりかも。

なお、せっかくの濃い味、ロックではすぐ呑まないと必要以上に薄まってしまうので、一般的にはあまりおすすめできないのでは?それより、冷え冷えの美味しい水を肴替わりにして呑む、という荒技をおすすめしておきます。

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